2021年春夏展
前期2021/03/1(月)〜2021/06/14(月) 後期2021/06/16(水)〜2021/10/4(月)
楽器を奏でるおもちゃたちとともに、様々なドイツの文化をご紹介
ドイツ東部のエルツ地方は、木工おもちゃづくりで世界的に有名です。20世紀までは鉱業で栄えていましたが、やがて衰退していきます。人々は生計を立てるため、鉱業の技術や手先の器用さを活かして木工おもちゃを作るようになりました。おもちゃの題材となるのは、生誕や聖歌隊など日本では珍しいモチーフから、『グリム童話』などの物語、クリスマスやイースターなどドイツで大切にされてきた文化など様々です。また、虫たちの楽団や天使の楽団など楽器がモチーフのおもちゃも多くあります。
ドイツは、J.Sバッハやルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ヨハネス・ブラームスなどの有名な音楽家を輩出しており、5~6月には、「バッハ音楽祭」や「ドレスデン音楽祭」、8月末には「ベートーヴェン音楽祭」が行われています。他にも、リヒャルト・ワーグナーの楽劇が上演される「バイロイト音楽祭」など、大規模な音楽祭が開催されています。また、伝統的なカーニバルの風習では、「バラの月曜日」にパレードを行う地域が多く、そこで音楽にあわせて歌ったり踊ったりします。地域によっては、仮装をした音楽隊が練り歩くこともあります。このように、ドイツは音楽と関わりの深い国です。楽器がモチーフのおもちゃからは、音楽の身近さを感じられます。 本展では、ドイツの様々な文化について、楽器がモチーフになっているおもちゃとともにご紹介します。楽器を奏でるおもちゃたちとドイツの魅力に思いを馳せていただけたら幸いです。
【イベント等】
後日公開いたします。
前期 2021年03月1日(月)〜2021年06月14日(月)
後期 2021年06月16日(水)〜2021年10月4日(月)
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢単館の場合】
大人 800円 中高生 550円 小学生 400円【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデンとの2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円