グラスルーム「トロイメライ」

2019.09.12


軽井沢絵本の森美術館、第3展示館奥の休憩コーナーをリニューアルしました!
その名もグラスルーム「トロイメライ」です。
今回はこの「トロイメライ」の特徴についてお話していきます。

〇コンセプト「森×絵本×想像」

軽井沢は高原の気候、豊かな自然、喧騒のない環境などの面から、「屋根のない病院」と呼ばれています。
当館では「森×絵本×想像」というコンセプトを立ち上げ、軽井沢の自然の中でゆったりと絵本を読み、感性と想像力を養っていただけるような空間を立ち上げました。

ガラス張りの壁の室内では、森の景色と一体になるような感覚で、解放感に満ちた時間をお過ごしいただけます。

〇アート性の高い絵本
ここで読める絵本は、学芸員が選定したアート性の高い作品が中心となります。
ラインナップの第一弾として『スノーマン』やイェラ・マリ『あかいふうせん』『にわとりとたまご』等の、文字なし絵本を現在はご用意しています。
中でも注目なのは、デイヴィッド・ウィーズナーの『漂流物』『セクター7』。その着眼点の斬新さに驚かされます。

絵本は随時さまざまなテーマの絵本を増やしていきます!

〇「トロイメライ」という名前

「トロイメライ(Träumerei)」という言葉は、ドイツ語「Traum(夢)」から派生した言葉です。
空想や幻のような意味も含んでいます。

こちらの言葉は、ドイツの作曲家・シューマンの代表作「子どもの情景」の第7曲としても知られています。
シューマンが恋人に「あなたは時々子供みたいだ」と言われたことをきっかけに、「大人が見る子どもの情景」をイメージして作ったといわれています。

こちらで休まれる皆様には、絵本と共に、子ども時代を思い出すような、どこか懐かしい気持ちに浸っていただけたら幸いです。

当館には絵本図書館や、各展示館内の閲覧コーナーなど、ゆっくり本をお読みいただける場所がいくつかございますが、「安らぎ」に最も特化したのが、このグラスルーム「トロイメライ」です。
ぜひ皆様にご利用いただけたら幸いです。
そして皆様がもっと快適に過ごせるようなアクティビティを、今後も増やしていけたらと考えています。

ムーゼの森 学芸員 中須賀
(2024.5.29 記事を一部修正いたしました)