2020年秋冬展

2020年度 秋冬展「グリム童話」の裏話

2020/10/9(金)〜2021/01/11(月)

アーサー・ラッカム画「赤ずきん」『FairyTales of Brother's Grimm』1909年/Doubleday, Page&Co刊

「真の文学は生活から生じ、生活に帰る」(『グリム童話(子どもと家庭のメルヒェン)』序文より)
『グリム童話』成立に隠された意図をご紹介

 1812年に『グリム童話(子どもと家庭のメルヒェン)』が出版されました。グリム童話に入っている多くのお話は「昔話」といって、人々の間で口伝えによって親しまれていたものです。兄弟は実際に語り手から話を聞き取って昔話を収集しました。こうして、形のなかったグリム童話が文章となって今でも残っているのです。
 このように「形のない昔話を文章にして残す」という目的から成立した『グリム童話』ですが、最終第7版まで改訂する中で、話を追加または削除し、表現を書き直していきました。「本当は怖いグリム童話」と謳われるように、初版には残っていた残酷なおはなしや性的な表現も直されました。つまり、グリム童話の内容には、兄弟の価値観や生い立ちが反映されているのです。たとえば、グリム兄弟は自分たちの境遇から兄弟というテーマに強く共感していたため、「ヘンゼルとグレーテル」をはじめ兄弟のはなしを多く集めていたといわれます。
 グリム兄弟がどのようにグリム童話を作っていったのか、どのように表現を直し、展望を抱いていたのか。本展では、イラストレーションとともに、グリム兄弟の生い立ちや功績に絡め、この童話集にこめられた裏の意図をご紹介します。
  同時開催として、兄弟にとって再話の手本となったシャルル・ペローの童話を特集します。ペロー童話には、グリム童話でも知られる「赤ずきん」「眠りひめ」「シンデレラ(グリム童話では「灰かぶり」)」などがありますが、その内容は教訓性を帯びています。グリム童話との相違点から、ペロー童話を解説します。

【イベント等】
〇ギャラリートーク
 以下の日程で学芸員によるギャラリートークを行います。
 10月24日、11月28日、1月2日 ※いずれも土曜日
・開始時間は14時からとなります(30分程度)
・ご予約不要 ※入館料が必要です
・ご参加希望の方は、お時間になりましたら第2展示館の入り口にお集まりください。
・途中参加/途中抜け可。トークは第2展示館内で行いますので、途中参加の方はそのままお入りください。

〇オンラインギャラリートーク
 以下の日程でオンラインでのギャラリートークを配信いたします。
 当日お越しになれないお客さまや、企画展の事前準備や振り返りとしてお楽しみいただけます。
 12月12日、12月26日 ※いずれも土曜日
・開始時間は16時からとなります(45分程度)
・観覧料500円が必要となります。
・配信チケットはpassmarketを使用しての販売となります。
 以下URLより、詳細をご確認いただき、お申込みください
【12月12日 お申し込み先・詳細】
 https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/011v5u117y0ec.html
【12月26日 お申し込み先・詳細】
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01v8eeff6mb11.html
 申し込み締め切りは、開催日の前々日(2日前)の16時までとなります。

  • 会期

    2020109日(金)20210111日(月)

  • 開催期間
    10:00~16:00(最終入館は閉館の30分前)
    ※10月9日~12日は9:30~17:00
  • 休館日
    【10 月・11 月】火曜日 ※11月3日(火)は開館
    【12月】火~金曜日 ※12月30日(水)、12月31日(木)は開館
    【1月】1/1(金)、5(火)~8(金)  ※1/2(土)~4(月)、9(土)~11(月)は開館 ※1/12(火)~2/28(日)は冬季休館
  • 入場料金
    大人 950円 中高生 600円 小学生 450円 

    エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券あり

※小学生未満無料

※小学生以下のご入館には保護者の同伴が必要です

※障がい者割引あり