2022年春夏展

フェアリーテイルの世界

前期2022/03/2(水)〜2022/06/20(月) 後期2022/06/22(水)〜2022/10/10(月)

ウォルター・クレイン画『ジャックと豆のつる(Jack and the Beanstalk)』1875年

 昔話(Fairy Tale)には、人間の力を超越した、魔法のような現象が起こる型の物語が存在します。これらと深く結びついているのが「妖精」の存在です。昔話に出てくる「妖精」とは、羽の生えた人間の姿をしている存在だけでなく、「シンデレラ」に出てくる魔法使い(または仙女)、「ルンペルシュテルツヒェン」の小人、「ジャックと豆のつる」の大男なども含まれます。
 こうした「妖精」の伝承の多くは、イギリスやアイルランドなどで成り立つブリテン諸島にて語られてきました。例えば、12世紀頃の歴史家ジラルドゥス・カンプレンシスによる『ウェールズ旅行記』など、ウェールズやアイルランドに、ケルト民族間で語り継がれてきた伝承の記録が残っています。そして16 世紀には、シェイクスピアが「真夏の夜の夢」をはじめとした妖精物語を綴り、イギリスでは妖精信仰の最盛期を迎えました。
 しかし、妖精信仰は時とともに失われていきます。これを甦らせたのは、19世紀初め頃に起きた、各国の昔話収集・出版の波でした。特に「赤ずきん」などで知られるグリム童話が、その一つにあたります。イギリスでは、1849 年 J.O.ハリウェル『イングランドの伝承童話とおとぎ話』、1890年ジョセフ・ジェイコブズ『イギリスの昔話集(English Fairy Tales)』などが出版され、昔話が書物によって広く読まれるようになります。ジェイコブズは「ジャックと豆のつる」や、「3びきのこぶた」など、代表的なイギリスの昔話を集めました。
 こうして、妖精の存在も昔話とともに息を吹き返しました。本展では、絵本学会会長・昔話研究者である藤本朝巳氏(軽井沢絵本の森美術館 顧問)の研究をもとに、妖精と昔話の関係に焦点を当て、イギリスとグリム童話を中心とした昔話や類話について紹介します。

【展示作品リスト】
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【イベント等】
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  • 会期

    前期 2022032日(水)20220620日(月)

    後期 20220622日(水)20221010日(月)

    ※前期と後期で一部展示入替を行います

  • 開催期間
    【3~4月】10:00~16:00
    【5月~10月】9:30~17:00 ※最終入館は閉館の30分前
  • 休館日
    火曜日 ※5月3日(火)およびGWは開館、7月~9月は無休
  • 入場料金

    【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン単館の場合】

    大人 950円 中高生 600円 小学生 450円 

    【エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券の場合】

    大人 1,400円 中高生 900円 小学生 650円 

※小学生未満無料

※小学生以下のご入館には保護者の同伴が必要です

※障がい者割引あり