2024年秋冬展

クリスマスのおくりもの

2024/10/11(金)〜2025/01/13(月)

サンタの人形/Björn Köhler、観覧車/ZEIDLER

クリスマスのおくりものをみつけよう!

 エルツおもちゃ博物館では、ヨーロッパや北欧のおもちゃを収集・展示しています。特に、ドイツ・エルツ地方のおもちゃの町として世界的に有名な、ザイフェンの木工おもちゃは、当館の展示の中心です。

 ザイフェンは、かつて鉱業で栄え、後に木工おもちゃ作りの町となりました。1699年、ヨハン・フリードリヒ・ヒーマン(Johann Friedrich Hiemann)が、商業の中心地ライプツィヒの見本市に、初めてザイフェンの木工おもちゃを運びました。この出品をきっかけに、1750年には「ザイフェン製(Seiffener ware)という用語が、貿易の町ニュールンベルグでも定着しました。そして、1809年、4人の職人がドイツ最古のクリスマスマーケットの1つとして知られる、ドレスデンの「シュトリーツェルマルクト」の木工おもちゃを出店するなど市場を拡大し、ザイフェンをはじめ、エルツ地方は木工おもちゃの名産地となったのです。

 現在ザイフェンには約150の工房があり、家族間で継がれ続ける工房もあれば、職人(マイスター)が新しく始めた工房もあります。1892年創業の老舗クヌース・ノイバー(Knuth Neuber)では、プロペラとともにトナカイとサンタクロースが回るクリスマス・ピラミッドを作っています。まるでサンタを乗せたトナカイが、空を飛んでいるかのように見えるユニークなおもちゃです。そして1989年創業のケラー(Köhler)は、かわいらしさもありながら、スタイリッシュで洗練されたデザインのサンタクロースを作っています。本展では、このようなサンタクロースのおもちゃをはじめ、クリスマスのおくりものにぴったりな、ドイツ・エルツ地方のおもちゃをご紹介します。

 この冬は、エルツおもちゃ博物館で、「クリスマスのおくりもの」を探してみていただけたら幸いです。

  • 会期

    20241011日(金)20250113日(月)

  • 開館時間
    【10月】9:30~17:00 
    【11月~1月】10:00~16:00
    ※いずれも、最終入館は閉館の30分前
  • 休館日
    【10月・11月】火曜日
    【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(火)~12/25(水)、12/31(火)、1/2(木)~1/3(金)は開館
    ※1/14(火)~3/7(金)までは冬期休館
  • 入場料金

    【エルツおもちゃ博物館・軽井沢単館の場合】

    大人 800円 中高生 550円 小学生 400円 

    【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデンとの2館共通セット券の場合】

    大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円 

※小学生未満無料

※小学生以下のご入館には保護者の同伴が必要です

※障がい者割引あり