エルツおもちゃ博物館・軽井沢 春夏展「おもちゃが奏でるドイツの音色」開催中!

2021.03.05

 2021年3月1日より、エルツおもちゃ博物館・軽井沢 春夏展「おもちゃが奏でるドイツの音色」を開催中です!

 ドイツはJ.S. バッハやルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ヨハネス・ブラームスといった偉大な音楽家の出身国で、彼らの名を冠した「バッハ音楽祭」 や「ベートーヴェン音楽祭」などが行われています。さらに、「ドレスデン音楽祭」や「バイロイト音楽祭」など大規模な音楽祭が開催されるなど、音楽と縁が深い国でもあります。
 ほかにも、ドイツの大切な春の文化に、「イースター(復活祭)」があります。これは、イエス・キリストの復活を祝う祭日です。
 
 本展ではそうしたドイツの文化を、ドイツと音楽の関係性にちなみ、楽器を奏でるおもちゃとともにご紹介しています。
 ここからは、展示中の「イースター」、「音楽祭」のケースをご紹介させていただきます。

  まずは、「イースター」の文化です!「イースター」は、最初に触れたように、ドイツの大切な春のお祭りで「復活祭」とも呼ばれています。イエス・キリストの復活を祝う祝祭です。

 イースターの日、子どもたちは家の中や庭などに隠された「イースターエッグ」を探して楽しみます。イースターでは「ウサギ」と「卵」の組み合わせが有名ですが、このイメージが定着するまでは、「ウサギ」ではなく「コウノトリ」などの動物が卵を運んでくると考えられていました。

 また、ケースの手前のイースターラビットの楽団は、ラルフ・ツェンカー(旧:フォルカー・ツェンカー)という工房が手がけたものです。こちらの工房の作品には、他にも「てんとう虫の楽団」や「花の子どもたち」などのミニチュアもあります。

▲てんとう虫の楽団/Ralf Zenker                   

 さらに、今回、「イースター」にちなんで、「イースターエッグをさがそう!」というイベントを行っています!

 いくつかの展示ケースに、イースターエッグを隠しておりますので、ぜひ探してみてください!

 続いて、「音楽祭」のケースのご紹介です。

 有名な音楽家の出身国であるドイツでは、「バッハ音楽祭」や「ベート―ヴェン音楽祭」、「ドレスデン音楽祭」など大規模な音楽祭が開催され、多くの人が集まります。このケース内では、ミニチュアたちが音楽祭を行っています。どんな音楽を奏でているのか、ぜひ想像してみてください!

 さらに、おもちゃの体験コーナーに新しいおもちゃが仲間入りしました!

 カラフルな色合いがかわいらしい、ゾウの形の木琴です!体験コーナーには鉄琴もご用意しておりますので、ぜひ、音色を聴き比べてみてください!


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学芸員 畑中